<ご案内>第55回GSDMプラットフォームセミナー「医科学と情報科学のリアルフュージョンに向けて 学際融合におけるキャリアパスの機会と課題」
4月4日(土) 13:00-18:00(東京大学本郷キャンパス 伊藤国際学術研究センター伊藤謝恩ホール)
2015/03/24
20世紀後半の分子生物学の発展により、ゲノムを基盤とするシステムである生物について、原理的理解が急速に進み、次世代シークエンサーとオミックス解析技術によりメディカルビッグデータ時代が始まっています。一方で生命現象は複雑であり、それを多数の構成分子と素過程に分解し、単純化して原理を見出すことのみで理解し応用することは困難とされてきました。データサイエンスの進展は、複雑な生命現象を全体として解析し、関与する多数の要素とその相互関係を解明してそれを制御する方法を見出しつつあり、パーソナルゲノムの収集をもとに、疾患に関連する変異を迅速に推定することが可能になり、それとともに臨床への応用が本格化しようとしています。
本シンポジウムは、GSDMリーディング大学院と共催で、情報科学と医科学の融合の方向性とその成果の社会への実装化の可能性を議論するとともに、新たな人材の需要と期待に関して企業の立場からのご発言をいただき、研究の展開と人材育成、学生のキャリアパスサポートにつなげる視点から議論します。
日 時 | : | 2015年4月4日(土)13:00~18:00 |
---|---|---|
場 所 | : | 東京大学本郷キャンパス 伊藤国際学術研究センター 伊藤謝恩ホール |
主 催 | : | 東京大学大学院新領域創成科学研究科 メディカル情報生命専攻 |
共 催 | : | 東京大学博士課程教育リーディングプログラム「社会構想マネジメントを 先導するグローバルリーダー養成プログラム」(GSDM) |
言 語 | : | 日英同時通訳付 |
参 加 費 | : | 無料 ただし、GSDM生は下記メールアドレス宛に参加申し込みをすること。 info-sympo@mgs.k.u-tokyo.ac.jp (新領域創成科学研究科 生命棟事務室) |
プログラム (ご案内は こちら)
13:00~13:10 | 開会のご挨拶 新領域創成科学研究科長 味埜 俊 |
---|---|
13:10~13:20 | 来賓挨拶 理事・副学長 松本 洋一郎 東京大学ゲノム医科学研究機構長 医学部付属病院ゲノムセンター長 辻 省次 |
13:20~13:30 | <学融合の課題とバイオインフォマティクス> メディカル情報生命専攻長 渡邉 俊樹 |
13:30-15:35 | 医科学とインフォマティクス <次世代シークエンサーがもたらすメディカルビッグデータ時代> 新領域創成科学研究科 生命科学研究系長 菅野 純夫 <ビッグデータ時代と人材育成> 理学系研究科 生物科学専攻 高木 利久 <情報から生命を創る> メディカル情報生命専攻 上田 卓也 <ゲノム情報ビッグバンと融合領域の課題> メディカル情報生命専攻 森下 真一 <医科学研究からの情報科学、融合領域への期待> 東京大学医科学研究所長 村上 善則 <がん研究におけるクリニカルインフォマティクスの展開> 国立がん研究センター 早期・臨床探索研究センターTR分野長 土原 一哉 |
15:35-16:20 | 融合領域における機会と人材育成への期待 <ヒューマンセントリック健康社会をめざして> 富士通㈱ 未来医療研究センター エグゼクティブリサーチャー 松本 俊二 <ゲノム情報を活用したヘルスケアの変革と未来を目指して> イルミナ㈱ マーケティング部長 熊井 広哉 <新しいバイオロジーと創薬研究> エーザイ㈱プロダクトクリエーション本部 顧問 長洲 毅志 |
16:20-16:30 | <融合領域における教育カリキュラム> メディカル情報生命専攻 伊藤 耕一・鈴木 穣 |
16:40-17:10 | <パネルディスカッション:融合型人材育成の課題とキャリアパス> 司会:メディカル情報生命専攻 伊藤 耕一 富士通 未来医療研究センター 松本 俊二 イルミナ マーケティング部長 熊井 広哉 メディカル情報生命専攻 笠原 雅弘 理学系研究科 生物科学専攻 岩崎 渉 国立がんセンター 土原 一哉 |
17:10-17:15 | 閉会のご挨拶 新領域創成科学研究科 生命科学研究系長 菅野 純夫 |