カリキュラム等

プログラム特任教員

河合 正弘 河合 正弘
東京大学公共政策大学院 
客員教授
河合 正弘

1)担当科目

  • International Financial Institutions
  • Asian Economic Development and Integration
  • Asian Financial Markets

2)略歴

1971年 東京大学経済学部卒業。1978年米スタンフォード大学経済学博士号取得。米ブルッキングス研究所でリサーチフェローとしてキャリアを開始し、米ジョンズホプキンス大学で准教授、東京大学で教授として教鞭をとる。その間、世界銀行東アジア局チーフエコノミスト、財務省副財務官、同財務総合研究所長、アジア開発銀行総裁特別顧問、開発銀行研究所長を務める。2014年4月より現職。また他にも、「平和と安全を考えるエコノミストの会」日本支部理事長、日本銀行参与、財務総合政策研究所特別研究官、日本国際フォーラム参与、東アジア共同体評議会副議長等を務める。

学歴:
1967年4月 東京大学文科二類入学
1971年6月 東京大学経済学部卒業、経済学士号(BA)取得
1971年7月 東京大学大学院経済学研究科修士課程入学
1973年6月 東京大学大学院経済学研究科修士課程修了、経済学修士号(MA)A)取得
1973年7月 米国スタンフォード大学大学院経済学研究科博士課程入学
1976年6月 米国スタンフォード大学統計学修士号(MS)取得
1977年6月 米国スタンフォード大学大学院経済学研究科博士課程修了
1978年9月 米国スタンフォード大学経済学博士号(Ph.D)取得
職歴:
1977年7月 米国ブルッキングス研究所リサーチ・フェロー
1978年7月 米国ジョンズ・ホプキンス大学政治経済学部助教授
1984年7月 米国ジョンズ・ホプキンス大学政治経済学部准教授(昇任)
1986年6月 東京大学社会科学研究所助教授(文部教官教育職)
1988年1月〜
6月
米国ジョンズ・ホプキンス大学政治経済学部客員准教授
1991年7月〜
1992年6月
加国ブリティッシュ・コロンビア大学経済学部客員准教授
1992年9月〜
1993年6月
米国ニューヨーク大学スターン経営大学院リサーチ・サイエンティスト
1993年6月 東京大学社会科学研究所教授(文部教官教育職、昇任)
1998年4月〜
2001年4月
世界銀行東アジア大洋州地域担当チーフエコノミスト
2001年7月〜
2003年3月
財務省副財務官(大臣官房参事官)
2003年3月 財務省財務総合政策研究所長
2003年7月 東京大学社会科学研究所教授に復帰(2008年9月退職)
2005年10月 アジア開発銀行総裁特別顧問兼地域経済統合室長
2007年1月〜
2014年2月
アジア開発銀行研究所長
2009年6月 東京大学名誉教授
2014年4月〜
現在
東京大学公共政策大学院特任教授

3)研究分野

国際経済学、国際金融論、金融論、開発金融論、日本経済、アジア経済、経済統合論

4)主要研究業績

和文編著書:

  • 『開発のための政策一貫性:東アジアの経済発展と先進諸国の役割』(K・フカサク, M・カワイ, M・プラマー, A・トレヅィアック・デュヴァルと共編著、深作喜一郎氏と共同監訳)、明石書店、2006年3月。
  • 『アジアの金融・資本市場-自由化と相互依存』(QUICK総合研究所アジア金融研究会と共編著)、日本経済新聞社、1996年5月。
  • 『経済政策の考え方』(武蔵武彦・八代尚宏氏と共著)、有斐閣、1995年12月。
  • 『円高はなぜ起こる-変動する為替レートと日本経済』(通産省通商産業研究所と共編著)、東洋経済新報社、1995年9月。
  • 『国際金融論』東京大学出版会、1994年6月。
  • 『ゼミナール国際金融-基礎と現実』(須田美矢子・翁邦雄・村瀬英彰氏と共著)、東洋経済新報社、1993年4月。
  • 『日米関係の構図-相互依存と摩擦』(安保哲夫・柴垣和夫氏と共編著)、ミネルヴァ書房、1992年12月。
  • 『発展途上国の累積債務問題』(村瀬英彰氏と共著)、三菱経済研究所、1992年。
  • 『国際経済学・入門』(伊藤元重氏と対談)、JICC(ジック)出版局、1991年1月。
  • 『国際金融と開放マクロ経済学-変動為替レート制のミクロ・マクロ分析-』東洋経済新報社、 1986年3月。

和文論文:

  • 「国際通貨体制と東アジアの通貨金融協調」『国際金融』1208号、2010年1月1日、20-45頁。
  • 「世界的な金融・経済危機とアジア」福岡正夫・鈴木淑夫編『危機の日本経済』NTT出版、2009年6月、81-120頁。
  • 「東アジアの国際通貨金融システム」『フィナンシャル・レビュー』(大蔵省財政金融研究所)第93号、2009年3月、176-194頁。
  • 「世界金融危機の進展と世界経済へのインパクト」『世界』第786号、2009年1月、170-180頁。
  • 「国際通貨・金融の安定化―グローバルな視点から」田中素香・岩田健治編『現代国際金融』新・国際金融テキスト3、有斐閣、2008年2月、321-361頁。
  • 「ASEAN通貨と中国人民元」(本西泰三氏との共著)、小川英治・財務省財務総合政策研究所編著『中国の台頭を東アジアの金融協調』日本評論社、2006年、1-37頁。
  • 「国際機関におけるバードンシェアリングの分析」(荒井夏來氏との共著)『フィナンシャル・レビュー』(大蔵省財政金融研究所)第75号、2005年2月、40-79頁。
  • 「東アジアにおける邦銀の経営動向―進出と撤退」(小関譲・徳丸浩氏との共著)、ヴィニョード.K.アガワル&浦田秀次郎編/浦田秀次郎監訳『アジアにおける日本企業の成功物語―市場戦略と非市場戦略の分析』早稲田大学出版部、2004年5月31日、69-108頁。
  • 「ASEANのマクロ経済相互依存と為替レート制度」(本西泰三氏との共著)、伊藤隆敏・財務省財務総合政策研究所編『ASEANの経済発展と日本』2004年、99-137頁。
  • 「日本の地域通貨制度―現状と課題」『社会科学研究』54巻1号、2003年1月、145-169頁。
  • 「発展途上諸国の経済発展―世界銀行のアプローチ」『社会科学研究』第53巻第6号、2002年3月、3-24頁。
  • 「新興市場経済と国際金融システム改革」『フィナンシャル・レビュー』(大蔵省財政金融研究所)第54号、2001年1月、104-154頁。
  • 「外国為替及び外国貿易管理法の改正―『日本版ビッグバン』のフロントランナー」橋本寿朗・中川淳司編『規制緩和の政治経済学』有斐閣、2000年3月、141-166頁。
  • 「国際政策協調と為替レート制度の選択」福田慎一・堀内昭義・岩田一政編『マクロ経済学と金融システム』東京大学出版会、2000年2月、163-180頁。
  • 「ユーロの導入と国際通貨体制」、内海孚編『ユーロと日本経済―新通貨誕生で世界はこう変わる』東洋経済新報社、1999年1月、75-98頁。
  • 「国際通貨システムの現状と展望」『経済研究』第50巻第1号、1999年1月、10-22頁。
  • 「国際日本通貨システムの動揺と変容」東京大学社会科学研究所編『20世紀システム6機能と変容』東京大学出版会(1998年12月)、25-112頁。
  • 「為替レートと国際経済システム」鴨武彦・伊藤元重・石黒一憲編『国際政治経済システム第2巻相対化する国境Ⅰ経済活動』有斐閣、1998年11月、140-171頁。
  • 「東アジアの通貨・金融危機と日本」『世界』646号、1998年3月、81-88頁。
  • 「東アジア諸国・通貨動揺の構造」『世界』643号、1997年12月、130-141頁。
  • 「複数通貨体制の実証分析(1)(2)―世界各国・地域の為替レート制度」(秋山滋氏と共著)、『社会科学研究』第48巻第6号、1997年3月、121-192頁;第49巻第1号、1997年9月、135-249頁。
  • 「日本における経営不振企業とメインバンク―金利プレミアムの分析―」(橋本寿朗・泉田成美氏と共著)、『社会科学研究』第48巻第3号、1996年11月、127-146頁。
  • 「金融の自由化と国際化」(首藤恵氏と共著)、河合正弘・QUICK総合研究所アジア金融研究会編著『アジアの金融・資本市場-自由化と相互依存』日本経済新聞社、1996年5月、1-44頁。
  • 「東アジア地域におけるマクロ経済的相互依存」(奥村綱雄氏と共著)、河合正弘・QUICK総合研究所アジア金融研究会編著『アジアの金融・資本市場-自由化と相互依存』日本経済新聞社、1996年5月、217-237頁。
  • 「円建外債(サムライ債)・ユーロ円債の発行市場におけるプライシング」財団法人・資本市場研究会編『国際資本市場の新たな動向』財経詳報社、1996年1月、231-279頁。
  • 「資本ストックの中期的調整と雇用のヒステリシス」(秋山滋氏と共著)、『社会科学研究』第47巻第4号、1995年12月、249-267頁。
  • 「総論:円高はなぜ起こる-変動する為替レートと日本経済」河合正弘・通産省通商産業研究所編著『円高はなぜ起こる-変動する為替レートと日本経済』東洋経済新報社、1995年9月、1-104頁。
  • 「為替レート制度の現状と評価」河合正弘・通産省通商産業研究所編著『円高はなぜ起こる―変動する為替レートと日本経済』東洋経済新報社、1995年9月、289-330頁。
  • 「国際通貨システムの現状と将来-変動為替相場制を中心に」『国際問題』No.417、1994年12月、17-30頁。
  • 「米国の対外不均衡とサスティナビリティ」伊藤元重・通産省通商産業研究所編著『貿易黒字の誤解-日本経済のどこが問題か』東洋経済新報社、1994年8月、209-234頁。
  • 「日米純資産ポジションの逆転」安保哲夫・柴垣和夫・河合正弘編著『日米関係の構図-相互依存と摩擦』ミネルヴァ書房、1992年12月、29-78頁。
  • 「円の国際化」 伊藤隆敏編『国際金融の現状』有斐閣、1992年5月、275-326頁。
  • 「日本の債権国化」東京大学社会科学研究所編『現代日本社会7・国際化』東京大学出版会、1992年5月、87-134頁。
  • 「アジアNIEs・ASEAN諸国の金融的発展と相互依存」『フィナンシャル・レビュー』(大蔵省財政金融研究所)、22号、1992年3月、52-83頁。
  • 「国際政策協調と動学ゲーム:離散型モデル」(村瀬英彰・渡部敏明氏と共著)、『社会科学研究』第42巻第5号、1991年3月、257-294頁。
  • 「1980年代における金融機関の外国証券保有行動」(照山博司氏と共著)、『社会科学研究』第42巻第6号、1991年3月、127-212頁。
  • 「製品輸入と流通システム」(浦田秀次郎氏と共著)、三輪芳朗・西村清彦編『日本の流通』東京大学出版会、1991年2月、63-93頁。
  • 「基軸通貨と国際通貨システム(1)(2)」(石見徹氏と共著)、『経済学論集』第56巻第2号、1990年7月、73-101頁; 第56巻第3号、1990年10月、83-110頁。
  • 「累積債務問題と理論的アプローチ」『ブラジル・メキシコ・アルゼンチンの経済調整』(財団法人・国際金融情報センター、1990年3月)、19-46頁。
  • 「最近の為替レート決定理論:展望論文」(村瀬英彰氏と共著)、『フィナンシャル・レビュー』(大蔵省財政金融研究所)第16号、1990年3月、48-73頁。
  • 「アメリカの純債務国化と国際経済システム」 石見徹・伊藤元重編『国際資本移動と累積債務』東京大学出版会、1990年1月、131-163頁。
  • 「重債務国の経済調整と債務削減」『国際問題』No.356、1989年11月、17-35頁。
  • 「国際通貨システムと国際政策協調」『論文叢書』(大和銀総合研究所)Vol.1、1989年11月、20-54頁。
  • 「国際政策協調の経済学-金融政策協調のゲーム論的接近-〔11〕国際通貨システムと政策協調」(村瀬英彰・渡部敏明氏と共著)、『経済セミナー』No.412、1989年5月、121-127頁。
  • 「日・米・独の『適正』実質実効為替レート-PPPアプローチと貿易収支均衡アプローチ-」(高橋保守・山岸正明・松田啓司・鈴木勝・古金義洋氏と共著)、『フィナンシャル・レビュー』(大蔵省財政金融研究所)第10号、1989年4月、8-55頁。
  • 「国際政策協調の経済学-金融政策協調のゲーム論的接近-〔10〕動学的な国際金融政策ゲーム」(村瀬英彰・渡部敏明氏と共著)、『経済セミナー』No.411、1989年4月、137-143頁。
  • 「国際通貨システム-『n-1問題』,国際通貨,クレディビリティ-」『金融研究』(日本銀行金融研究所)第8巻第1号、1989年3月、37-84頁。
  • 「国際政策協調の経済学-金融政策協調のゲーム論的接近-〔9〕反復ゲームと国際協調(下)」(村瀬英彰・渡部敏明氏と共著)、『経済セミナー』No.410、1989年3月、108-114頁。
  • 「国際政策協調の経済学-金融政策協調のゲーム論的接近-〔8〕反復ゲームと国際協調(上)」(村瀬英彰・渡部敏明氏と共著)、『経済セミナー』No.409、1989年2月、104-110頁。
  • 「国際政策協調の経済学-金融政策協調のゲーム論的接近-〔7〕金融政策協調の限界と非最適性(下)」(村瀬英彰・渡部敏明氏と共著)、『経済セミナー』No.408、1989年1月、106-112頁。
  • 「国際政策協調の経済学-金融政策協調のゲーム論的接近-〔6〕金融政策協調の限界と非最適性(上)」(村瀬英彰・渡部敏明氏と共著)、『経済セミナー』No.407、1988年12月、99-106頁。
  • 「国際政策協調の経済学-金融政策協調のゲーム論的接近-〔5〕静学的な金融政策協調ゲーム(下)」(村瀬英彰・渡部敏明氏と共著)、『経済セミナー』No.406、1988年11月、121-127頁。
  • 「国際政策協調の経済学-金融政策協調のゲーム論的接近-〔4〕静学的な金融政策協調ゲーム(上)」(村瀬英彰・渡部敏明氏と共著)、『経済セミナー』No.405、1988年10月、106-113頁。
  • 「国際政策協調の経済学-金融政策協調のゲーム論的接近-〔3〕マクロ経済の国際相互依存(下)」(村瀬英彰・渡部敏明氏と共著)、『経済セミナー』No.403、1988年8月、113-120頁。
  • 「国際政策協調の経済学-金融政策協調のゲーム論的接近-〔2〕マクロ経済の国際相互依存(上)(村瀬英彰・渡部敏明氏と共著)、『経済セミナー』No.402、1988年7月、97-103頁。
  • 「国際政策協調の経済学-金融政策協調のゲーム論的接近-〔1〕国際政策協調の理論と現実」(村瀬英彰・渡部敏明氏と共著)、『経済セミナー』No.400、1988年5月、103-108頁。
  • 「国際的商業銀行貸付と累積債務国問題」『フィナンシャル・レビュー』(大蔵省財政金融研究所)第6号、1987年10月、11-43頁。
  • 「金融自由化と金融政策-市場型開放金融システムへの移行プロセス」『経済セミナー』No.373、1986年2月、34-41頁。
  • 「石油業界の為替リスク対策」『経済セミナー』No.360、1985年1月、58-65頁。

英文編著書:

  • Kawai, Masahiro, Yung Chul Park, and Charles Wyplosz. 2015. Monetary and Financial Cooperation in East Asia: The State of Affairs after the Global Financial and European Crisis. Oxford: Oxford University Press.
  • Bosworth, Barry and Masahiro Kawai, eds. 2015. Transpacific Rebalancing: Implications for Trade and Economic Growth. Washington, DC: Brookings Institution Press.
  • Kawai, Masahiro and Jong-Wha Lee, eds. 2015. Rebalancing for Sustainable Growth: Asia's Postcrisis Challenge. Tokyo, Heidelberg, New York, Dordrecht, and London: Springer.
  • Eichengreen, Barry and Masahiro Kawai, eds. 2015. Renminbi Internationalization: Achievements, Prospects and Challenges. Washington, DC: Brookings Institution Press.
  • Baldwin, Richard, Masahiro Kawai, and Ganeshan Wignaraja, eds. 2014. A World Trade Organization for the 21st Century: The Asian Perspective. Cheltenham, United Kingdom: Edward Elgar.
  • Kawai, Masahiro, Mario B. Lamberte, and Peter J. Morgan, eds. 2014. Reform of the International Monetary System: An Asian Perspective. Tokyo, Heidelberg, New York, Dordrecht, and London: Springer.
  • Capannelli, Giovanni and Masahiro Kawai, eds. 2014.The Political Economy of Asian Regionalism. Tokyo, Heidelberg, New York, Dordrecht, and London: Springer.
  • Bhattacharyay, Biswa N., Masahiro Kawai, and Rajat M. Nag, eds. 2012. Infrastructure for Asian Connectivity. Cheltenham, United Kingdom: Edward Elgar.
  • Kawai, Masahiro, Mario Lamberte and Yung Chul Park, eds. 2013. The Global Financial Crisis and Asia. Oxford: Oxford University Press.
  • Kawai, Masahiro and Andrew Sheng, eds. 2012. Capital Market Reform in Asia: Towards Developed and Integrated Markets in Times of Change. New Delhi: Sage.
  • Kawai, Masahiro, Peter J. Morgan and Shinji Takagi, eds. 2012. Monetary and Currency Policy Management in Asia. Cheltenham, United Kingdom: Edward Elgar.
  • Kawai, Masahiro, David G. Mayes, and Peter J. Morgan, eds. 2012. Implications of the Global Financial Crisis for Financial Reform and Regulation in Asia. Cheltenham, United Kingdom: Edward Elgar.
  • Dervis, Kemal, Masahiro Kawai, and Domenico Lombardi, eds. 2011. Asia and Policymaking for the Global Economy. Washington, DC: Brookings Institution Press.
  • Kawai, Masahiro and Ganeshan Wignaraja, eds. 2011. Asia’s Free Trade Agreements: How Is Business Responding? Cheltenham, United Kingdom: Edward Elgar.
  • Kawai, Masahiro, Jong-Wha Lee, and Peter Petri, eds. 2010. Asian Regionalism in the World Economy: Engine for Dynamism and Stability. Cheltenham, United Kingdom: Edward Elgar.
  • Kawai, Masahiro and Mario Lamberte, eds. 2010. Managing Capital Flows: Search for a Framework. Cheltenham, United Kingdom: Edward Elgar.
  • Fukasaku, Kiichiro, Masahiro Kawai, Michael G. Plummer, and Alexandra Trzeciak-Duval, eds. 2005. Policy Coherence towards East Asia: Development Challenges for OECD Countries. Paris: Development Centre, Organisation for Economic Cooperation and Development.
  • de Brouwer, Gordon and Masahiro Kawai, eds. 2004. Exchange Rate Regimes in East Asia. London and New York: Routledge Curzon.
  • Steuerle, C. Eugene and Masahiro Kawai, eds. 1996. The New World Fiscal Order. Washington, D.C.: Urban Institute Press.

英文学術誌論文:

  • Kawai, Masahiro and Victor Pontines. 2016. "Is There Really a Renminbi Bloc in Asia?: A Modified Frankel-Wei Approach." Journal of International Money and Finance, 62, pp.72-97.
  • Kawai, Masahiro and Li-Gang Liu. 2015. "Trilemma Challenges for the People's Republic of China." Asian Development Review, Vol. 32, No. 1, pp. 49-89.
  • Kawai, Masahiro and Peter A. Petri. 2014. “Asia’s Role in the Global Economic Architecture.” Contemporary Economic Policy, 32:1 (January), pp. 230-245.
  • Kawai, Masahiro. 2013. “Financing Development Cooperation in Northeast Asia.” Northeast Asian Economic Review, 1:10 (March), pp. 1-40.
  • Kawai, Masahiro and Ganeshan Wignaraja. 2011. “Asian FTAs: Trends, Prospects and Challenges.” Journal of Asian Economics, 22:1 (February), pp. 1-22.
  • Kawai, Masahiro and Fan Zhai. 2010. “Asia’s Post-Global Financial Crisis Adjustment: A Model-Based Dynamic Scenario Analysis.” Asian Development Review, 27:2 (December), pp. 122-151.
  • Kawai, Masahiro. 2010. “Reform of the International Financial Architecture: An Asian Perspective.” Singapore Economic Review, 55:1 (March), pp. 207-242.
  • Kawai, Masahiro and Fan Zhai. 2009. “China-Japan-United States Integration amid Global Rebalancing: A Computable General Equilibrium Analysis.” Journal of Asian Economics, 20:6 (November), pp. 688-699.
  • Kawai, Masahiro and Ganeshan Wignaraja. 2008. “EAFTA or CEPEA? Which Way Forward?” ASEAN Economic Bulletin, 25:2 (August), pp. 113-139.
  • Kawai, Masahiro. 2008. “Toward a Regional Exchange Rate Regime in East Asia.” Pacific Economic Review, 13:1 (February), pp. 83-103.
  • Kawai, Masahiro. 2005. “Reform of the Japanese Banking System.” International Economics and Economic Policy, 2:4 (December), pp. 307-335.
  • Kawai, Masahiro and Shinji Takagi. 2005. “Towards Regional Monetary Cooperation in East Asia: Lessons from Other Parts of the World.” International Journal of Finance and Economics, 10 (April), pp. 97-116.
  • Kawai, Masahiro, Richard Newfarmer, and Sergio L. Schmukler. 2005. “Financial Crises: Nine Lessons from East Asia.” Eastern Economic Journal, 31:2 (Spring), pp. 185-207.
  • Kawai, Masahiro and Shinji Takagi. 2005. “Strategy for a Regional Exchange Rate Arrangement in East Asia: Analysis, Review and Proposal.” Global Economic Review, 34:1 (March), pp. 21-64.
  • Kawai, Masahiro. 2005. “East Asian Economic Regionalism: Progress and Challenges.” Journal of Asian Economics, 16:1 (February), pp. 29-55.
  • Kawai, Masahiro and Shinji Takagi. 2004. “Japan’s Official Development Assistance: Recent Issues and Future Directions.” Journal of International Development, 16 (February), pp. 255-180.
  • Khalid, Ahmed M. and Masahiro Kawai. 2003. “Was Financial Market Contagion the Source of Economic Crisis in Asia? Evidence Using a Multivariate VAR Model.” Journal of Asian Economics, 14, pp. 133-159.
  • Kuroda, Haruhiko and Masahiro Kawai. 2002. “Strengthening Regional Financial Cooperation.” Pacific Economic Papers, No. 332 (October), pp. 1-35.
  • Kawai, Masahiro. 2000. “The Resolution of the East Asian Crisis: Financial and Corporate Sector Restructuring.” Journal of Asian Economics, 11, pp. 133-168.
  • Kawai, Masahiro and Shigeru Akiyama. 1998. “The Role of Nominal Anchor Currencies in Exchange Rate Arrangements.” Journal of the Japanese and International Economies, 12 (December), pp. 334-387.
  • Kawai, Masahiro. 1998. “The East Asian Currency Crisis.” Contemporary Economic Policy, 14 (April), pp. 157-172.
  • Kawai, Masahiro and Hidetaka Ohara. 1997. “Nonstationarity of Real Exchange Rates in the G7 Countries: Are They Cointegrated with Real Variables?” Journal of the Japanese and International Economies, 11 (December), pp. 523-547.
  • Hashimoto, Juro, Shigemi Izumida, and Masahiro Kawai. 1996. “Japanese Firms in Financial Distress and Main Banks: Analyses of Interest-rate Premia.” Japan and the World Economy, 8, pp. 175-194.
  • Kawai, Masahiro and Louis J. Maccini. 1995. “Twin Deficits vs. Unpleasant Fiscal Arithmetic in a Small Open Economy.” Journal of Money, Credit, and Banking, 27 (August), pp. 639-658.
  • Kawai, Masahiro. 1993. “Optimal and Sustainable Exchange Rate Regimes: A Two-Country Game-Theoretic Approach.” International Monetary Fund Staff Papers, 40 (June), pp. 329-368.
  • Kawai, Masahiro. 1993. “Le Japon Pays Crediteur: causes et implications.” Revue d’Economie Financiere, 24 (Spring), pp.239-275.
  • Kawai, Masahiro and Louis J. Maccini. 1990. “Fiscal Policy, Anticipated Switches in Methods of Finance and the Effects on the Economy.” International Economic Review, 31 (November), pp. 913-934.
  • Kawai, Masahiro. 1989. “Japan's Demand for Long-term External Financial Assets in the 1980s.” Asian Economic Journal, 3 (September), pp. 65-115.
  • Goodman, Allen C. and Masahiro Kawai. 1986. “Functional Form, Sample Selection and Housing Demand.” Journal of Urban Economics, 20 (September), pp. 155-167.
  • Kawai, Masahiro and Itzhak Zilcha. 1986. “International Trade with Forward-Futures Markets under Exchange Rate and Price Uncertainty.” Journal of International Economics, 20 (February), pp. 83-98.
  • Kawai, Masahiro. 1985. “Exchange Rates, the Current Account and Monetary-Fiscal Policies in the Short Run and in the Long Run.” Oxford Economic Papers, 37 (September), pp. 391-425.
  • Kawai, Masahiro and Shigeru Akiyama. 1985. “Welfare Implications of Commodity Price Stabilization with Partially Flexible Production, Private Storage and Buffer-Stock Costs.” Weltwirtschaftliches Archiv, 121 (June), pp. 262-279.
  • Kawai, Masahiro. 1984. “Estimation and Policy Implications of Rental Housing Demand.” Journal of Urban Economics, 16 (July), pp. 76-90.
  • Kawai, Masahiro. 1984. “The Effect of Forward Exchange on Spot Rate Volatility under Risk and Rational Expectations.” Journal of International Economics, 16 (February), pp. 155-172.
  • Kawai, Masahiro. 1983. “Price Volatility of Storable Commodities under Rational Expectations in Spot and Futures Markets.” International Economic Review, 24 (June), pp. 435-459.
  • Kawai, Masahiro. 1983. “Spot and Futures Prices of Nonstorable Commodities under Rational Expectations.” Quarterly Journal of Economics, 98 (May), pp. 235-254.
  • Goodman, Allen C. and Masahiro Kawai. 1982. “Permanent Income, Hedonic Prices and Demand for Housing: New Evidence.” Journal of Urban Economics, 12 (September), pp. 214-237.
  • Kawai, Masahiro. 1981. “The Behavior of an Open-Economy Firm under Flexible Exchange Rates.” Economica, 48 (February), pp. 45-60.