Dr. Surin Pitsuwan 略歴

2015/02/25
Dr. Surin Pitsuwan タイ南部のナコンスリ・タマラート県出身。ハーバード大学にて修士号および博士号(政治学および中東研究)を取得。
米国留学を終えてタイへ帰国後、タマサート大学にて教鞭を取る。2年後に国会議員選挙に出馬し、当選。国会議員として下院議長秘書、内務省副大臣秘書、外務副大臣、および外務大臣を歴任。ASEAN 閣僚会議議長およびASEAN地域フォーラム議長を務めた。ASEAN議長就任中は東南アジア諸国政府に協力を求め、法と秩序の回復に尽力。その共同努力は国連および国際社会の支援を得て、東チモールに平和と安全をもたらした。

2001年半ばの外交活動からの引退を機に、国連の人間の安全保障委員会メンバーに指名される。2004年まで国連の介入と国家主権に関する国際委員会の顧問、および国際労働機関(ILO)のグローバル化の社会的側面に関する世界委員会の委員を務めた。
ブリストル大学、クレアモント・マケナ大学、マレーシア国民大学、マレーシアプトラ大学、マラヤ大学を始めとする諸大学より13の名誉博士号を授与されている。現在は東アジアにおける地域統合の促進およびタイの教育・政治改革活動に従事するほか、様々な国際会議の場で積極的に講演活動を行なっている。