カリキュラム等

副指導教員制度とは

本プログラムでは、幅広い知見を持つ博士人材の養成に向けて、「副指導教員制」を実施しています。この制度はGSDMプログラム履修生に、現指導教員に加えて「副指導教員」の指導を受けられる機会を提供するものです。

対象

  • 博士課程に在籍するGSDMプログラム履修生は、自分の指導教員に加えて副指導教員の指導を受ける。

単位

  • 副指導教員とのミーティングに関する報告書の提出が義務付けられているが、受講による単位はない。

活動

  • 主にサイドペーパー*作成に向けた指導を受ける。サイドペーパーは社会的課題解決への構想(技術の実用化へのハードル、公共政策として何が必要か、倫理的な課題など)を記述するものであり、課題研究構想ワークショップで記載するVision部分と連動させながら構想していく。
  • 副指導教員の指導を受ける活動の内容などは、プログラム生と副指導教員が協議して決定する。副指導については以下の内容が考えられる
    1. 副指導教員から博士論文研究へのアドバイスをもらう
    2. 副指導教員から、サブトピックへのアドバイスをもらう
    3. 副指導教員の研究室の研究会に参加し発表や討論などを行う
    4. 副指導教員の経験等から、キャリアパスについてアドバイスをもらう

*サイドペーパー
博士論文の主テーマに対し社会的課題との関連を追及するためサブトピックを設定し、そのサブトピックに関して10ページ以上のサイドペーパーを作成し提出することがGSDM修了審査で求められる。

成果

  • 副指導教員指導下の研究活動を通して、サイドペーパーの完成を目指す。これに付随して、以下の様な成果が期待される
    1. シーズとニーズや異なる手法等の出会いによる新しい研究テーマの発掘やこれを契機とする共同研究
    2. 副指導教員が持つ異分野の知見の導入による研究計画の補完や新しい視点での考察等の実施
    3. 実験とシミュレーションの組み合わせによる研究の進展
    4. 自分の専門分野と異なる学会での共著論文の発表、新しいジャーナルへの投稿

準備と手続き

プログラム履修生は、事務局からの指示に基づいて、サブトピックと、副指導を受けたい教員のプロフィール(分野、研究上の特徴、受けたいアドバイスの内容など)について申請書を提出する。事務局から副指導教員決定の連絡を受けたら副指導教員と直接連絡を取り、面会し、今後の研究方針について指導を受ける。

実施報告書の提出

3月末までに、副指導教員制活動実施報告書をGSDM事務局に提出すること。報告書には活動記録や成果を記載し、副指導教員のコメントをもらうこと。

  • GSDM副指導教員制度 実施報告書 Download

副指導教員

副指導教員は主に担当教員とプログラム特任教員等で担当する。とくに指導を受けたい教員がいる場合には、その旨、申請書に記載すること。

  • プログラム特任教員等
氏名 所属研究科 専攻 職位
河合 正弘 大学院公共政策学連携研究部・教育部 公共政策学専攻 客員教授
芳川 恒志 大学院公共政策学連携研究部・教育部 公共政策学専攻 特任教授
ロベルト・オルシ 大学院公共政策学連携研究部・教育部 公共政策学専攻 特任准教授
李 廷秀 大学院公共政策学連携研究部・教育部 公共政策学専攻 特任教授