<ご案内>
第53回GSDMプラットフォームセミナー「グローバルヘルスに関する特別講演会(第3回)Anne Mills氏とMargaret E. Kruk氏に聞くグローバルヘルス・ガバナンス」 3月3日(火) 10:00~12:30 (東京大学経済学研究科学術交流棟小島ホール第2セミナー室)
今回のGSDMプラットフォームセミナーは、グローバルヘルスの分野で関心が高まっているガバナンスをテーマとしています。エボラ出血熱の感染拡大を例に挙げるまでもなく、グローバルヘルス推進のためによりよいガバナンスが重要なのは言うまでもありません。他方、グローバルヘルスを取り巻く環境は大きく変化しています。ポストミレニアム開発目標(MDGs)である持続可能な開発目標(SDGs)のなかで、ユニバーサル・ヘルス・カバレッジが明確に扱われるようになったことや、グローバルヘルスに関わるアクターの多様化、感染症のみならず非感染症や広く健康へ対応が急務となってきたことを踏まえて、グローバルヘルス・ガバナンスの役割やツールについて再検討するよい機会といえるでしょう。
今回お招きしたのは、Anne Mills 教授とMargaret E. Kruk教授です。Ann Mills教授は、マライ保健省、英国NHS等のプロジェクトで活躍し、最近では東アジア諸国のユニバーサル・ヘルス・カバレッジの研究がよく知られています。今回は、ユニバーサル・ヘルス・カバレッジのニーズサイドから、ガバナンスのあり方についてお話いただきます。もう1人のゲストは、Margaret E. Kruk准教授は、ユニバーサル・ヘルス・カバレッジだけでなくガバナンスについても著名な論文を執筆されています。Kruk氏は、医師としてコンサルティングファームのマッキンゼー・アンド・カンパニーで働いた後、国連のミレニアムプロジェクトにおいて2年間アドバイザーとして活躍した経歴の持ち主です。最近では、2013年度中に米国有数のシンクタンクであるCSISで「新興経済におけるユニバーサル・ヘルス・カバレッジ」と題するワークショップに若手ながら登壇するとともに、ローレンス・サマーズ氏をはじめとする名だたる執筆者と共にランセット誌に「Global health 2035: a world converging within a generation」というタイトルの論文を公表しています。2014年12月には、アメリカ科学アカデミー医学部会(IOM)の会議「Getting to Zero Ebola Cases in West Africa: A Convening of Leaders」において、Kruk准教授の論文が言及されています。今回の講演会は大変貴重な機会です。
日 時 | : | 2015年3月3日(火)10:00~12:30 |
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場 所 | : | 東京大学経済学研究科学術交流棟・小島ホール(1階第2セミナー室) |
主 催 | : | 東京大学博士課程教育リーディングプログラム「社会構想マネジメントを 先導するグローバルリーダー養成プログラム」(GSDM) |
参 加 費 | : | 無料 要事前申込み。定員に達した場合受付を終了します。(定員70名) 事前の参加登録を こちら よりお願いします |
プログラム
10:00~10:05 | 開会の挨拶と講演者の紹介 |
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10:05~10:35 | アン・ミルズ (ロンドン大学衛生熱帯医学大学院・教授)ご講演 講演資料 |
10:35~11:05 | マーガレット・クルク (ハーバード大学公衆衛生大学院・准教授)ご講演 講演資料 |
11:05~11:15 | 休憩 |
11:15~12:00 | パネルディスカッション (モデレーター:佐藤智晶 公共政策大学院特任講師) |
12:00~12:20 | Q&A |
12:20~12:25 | 閉会 |