Concept

「Boulder(ボルダー)」は、社会構想マネジメントを先導するグローバルリーダー養成プログラム(Global Leader Program for Social Design and Management: GSDM)および、これに関連する学術コンテンツを魅力的に紹介することを目的に、東京大学政策ビジョン研究センター(Policy Alternatives Research Institute: PARI)が広報面で協力し、運営していく新しいウェブメディアです。

現在、世界が直面する多くの課題の中で、とくに6つの分野「健康・医療」「エネルギー」「航空・宇宙」「レジリエンス」「資源」「情報」、および全体を俯瞰する「社会デザイン」を対象にして、各分野での最先端の研究や教育プログラムについて取り上げていきます。

メディアの名称「Boulder(ボルダー)」は丸い石を意味しています。地質学で巨礫と呼ばれるBoulderは、風雨などの作用で丸くなった径 256 mm 以上の大石を指し、フリークライミングの一種であるボルダリングの由来にもなっています。

手がかりとなる石を頼りに逆傾斜の壁を昇って行く知のボルダリングは、横断的知識を習得し課題解決をもたらすグローバルリーダー育成のイメージと重なります。今の足場から次の足場に移るために、適切な位置の石を選び取り、自らのルートを創り出す。こうした様々な思考・探索の先に最終的に昇りきった時に、世界で通用するリーダーに求められる資質を獲得しているというイメージを、この名称に込めました。

「Boulder(ボルダー)」というメディアを通じてGSDMにおける研究・教育プログラムの一端をご紹介し、GSDMとPARIのなかにある専門知を、特定の専門分野でしか通じない言葉やルールの枠組みを超えて、学術連携に必要とされる思考の組み替えのための「手がかりの石」として提供できればと考えています。